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アルツマイマー型認知症は、脳神経細胞の変性・脱落によって起こる変形型認知症の代表です。
大脳全体が萎縮しますが、特に記憶に関与する神経伝達物質であるアセチルコリン系の神経の脱落が起こり、物忘れに始まり認知症が進行します。
数年前に発売されたドネペジルは、一旦放出されたアセチルコリンを分解する酵素の働きを抑える事でアセチルコリン系神経を元気づけて、記憶の障害を改善しようとする薬です。直前の事も忘れていた患者さんが、昨日の事を思い出して話すようになったと、ご家族が驚いておられるケースもあり、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせる可能性が期待出来ます。
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血管性認知症は、脳出血や脳梗塞などが主な原因ですが、その背景に脳の動脈硬化症があります。動脈硬化症では動脈の壁が肥厚し硬くなり、動脈の内腔が狭まります。
従って、脳に重要な酵素と糖分を供給する血液の流れが悪くなり、脳神経細胞が壊死・脱落を起こし、たくさんの小脳梗塞を形成します。
認知症が明らかになるまでに、「一過性脳虚血発作」と呼ばれる一時的な意識障害や手足の麻痺が見られる事があります。認知症はその発作の度に階段状に進行します。また、せん妄、抑うつ状態を併発しやすいのも特徴です。脳梗塞に後に抑うつ状態が起こることがあり「血管性うつ病」と言われます。
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